アプリシエイティブ・インクワイアリー(以下A.I.)は人・組織の強みやうまくいっていることに目を向けることです。できているところに目を向けることで、本来の力を見出し、成果を上げる組織に変革することを言います。

A.I.は米国ケース・ウエスタン・リザーブ大学のデービッド・クーパーライダー教授とグローバルシンクタンクであるタオス・インスティチュートのダイアナ・ホイットニー氏らにより1987年に提唱された「組織の進化を肯定的な質問によって発見し、可能性を拡張させるプロセスです。現在では日本においても企業で取り入れられています。

 

 

アプリシエイティブとは

相手の価値を認めることです。よく日本ではアプリシエイティブを「感謝」と略すことが多いですが、もとは物の価値を見極めて価格を決める際に使われていた言葉です。

こころデザインではアプリシエイティブを人の価値を認めること、組織の価値を認めることとしています。つまりは、相手が『できている』ところを評価することです。

組織とは人と人とがつながり形成されているコミュニティです。お互いの悪いところを見て足を引っ張ることよりも、お互いの強みを認めてそれを活かしながら仕事を進めることができたら最大限の生産性が生まれます。A.I.はポジティブな可能性、最善であるものあるいは最善であったもの、最善になりえるものに焦点を当てています。

多くのアプローチは問題に焦点を当て、深掘りすることにより解決の糸口を見つけていきます。

しかし、問題を突き詰めれば突き詰めるほど、問題のループにはまり、抜け出せなくなってしまいます。これをデフィシット・ベースド・アプローチ=欠陥ベースのアプローチと言います。A.I.は欠陥からポジションチェンジしてポジティブ部分にスポットをあてた思考をするプロセスです。

A.I.はビジネス・ポジティブ心理学ともいわれています。

 

 

ポジティブ・コア

A.I.は、ポジティブ・コアという核となる部分があります。組織には潜在力、つまりは内部にあるひそかな力をさがしていきます。多くの人たちは自分自身の潜在力に気づいていません。本来の力を発揮してもらるためにもこの潜在力を探していくことが組織の成長には不可欠です。

代表的な組織のポジティブ・コアは次のようなものが上げられます。

1.実績
2.伝統
3.強み
4.技術的資産

5.ベストプラクティス
6.組織における集積知
7.コア・コンピテンシー
8.リーダーシップ能力
9.顧客ロイヤリティ
10.戦略的優位性

 

 

A.I.の4Dサイクル

A.I.は次のような4Dサイクルで進めていきます。A.I.は価値探求型リーダーシップも言われています。部下の価値があることをとことん探求し、最大限に活かす、ビジネスの現場でもっとも重要なのは従業員が会社に貢献したいと思ってもらうにはどうしたらいいかのスタンスです。

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